『VIVANT』、毎週しんどいです。いい意味で。
誰が味方で誰が敵なのか分からないまま話が進んでいくので、見終わったあと妙に疲れてる。
そんな中で、ひとりだけ空気が違う人がいます。
濱田岳さん演じる東条です。
いや、演技がうまいのは前から知ってたんですけど、今回の東条はとにかくかわいい(笑)
深刻な場面しかないのに、この人が画面に出てくるとちょっと口元がゆるむ。
Xで「今回ほど濱田岳さんが可愛いと思ったことはない」という感想を見かけて、あ、やっぱりみんな思ってたんだ、と。
「新庄みたいに殺される~」って本気で怯えて、野崎にはとんでもない圧で脅されて、Fにも怖い目に遭わされて。
東条本人からしたら地獄なんですよ。笑うところじゃない。
なのに面白い。
しかもコントにはなってない。『VIVANT』のあの張り詰めた感じは1ミリも壊れてない。
私は『マイファミリー』の濱田岳さんも好きだし、一番「いい味出してるなあ」と思ったのは『プロポーズ大作戦』でした。そのうえ『釣りバカ日誌』では主役も張ってる。
考えれば考えるほど、変わった立ち位置の俳優さんだなと思います。
というわけで今回は、『VIVANT』の東条を見て改めて感じた濱田岳さんの魅力について書いてみます。
※『VIVANT』第15話までのネタバレを含みます。
濱田岳の演技力がすごい!VIVANT東条がとにかくかわいい
東条翔太は、警視庁サイバー犯罪対策課の人。
凄腕のホワイトハッカーで、シーズン1から出ています。
パソコンの前だとめちゃくちゃ頼れるのに、自分の身が危なくなった瞬間の慌てっぷりよ。
第14話から第15話にかけての東条、本当に大変です。
乃木に狙われていると知って、
「殺される……新庄みたいに殺される~」
って怯えるところ。
それまでもずっと「誰が裏切ってるの?」「次は誰が死ぬの?」の連続で、こっちも肩に力が入りっぱなし。
そこに濱田岳さん。
なぜか笑える。
乃木が急に後ろから現れたときの驚き方もそうだし、Fに捕まって恐ろしい目に遭ってるとき、
「怖い怖い怖い!」っていう東条の気持ちが全部届いてるんだけど、クスッとしてしまう。不思議な現象。
ここが本当にすごいなと思いました。
濱田岳と阿部寛の身長差29cm!野崎に見下ろされる東条がホラーなのに面白い
もうひとつ印象に残ってるのが、野崎と東条の場面。
野崎から圧をかけられて、「従わなければお前の人生は終わる」というようなことを言われる東条。
そこで、
ゴクリ。
と唾を飲み込む。
いや野崎、怖すぎる(笑)
しかも阿部寛さん演じる野崎が、東条をものすごい角度で見下ろしてる!
見ながら「身長差20cm以上ある?」と思って調べてみたら、濱田岳さんが160cm、阿部寛さんが189cm。
差、29cm。
ほぼ30cmです。そりゃあんな見下ろされ方になる。
大柄な野崎が上からじーっと見て、低い声で「人生が終わるぞ」と迫ってくる。
普通にホラーでした。
でも、怖すぎるのに、なんか面白い。
私だけでしょうか。
野崎は一切ふざけてないし、東条も本気でビビってる。阿部寛さんの圧が強すぎて、場面としては相当怖い。
それなのに、あのゴクリの瞬間だけ笑ってしまう。
この「シリアスなのに面白い」が濱田岳さんの真骨頂なのかも??
東条という人物として100%真剣に反応した結果、面白くなっちゃってる。
緊張しっぱなしだったこっちを一瞬だけゆるめてくれる。
東条、第2シーズンではかなり貴重な存在だと思います。
濱田岳はマイファミリーでもすごかった!シリアスな東堂も大好き
かわいい東条を見ながら思い出したのが『マイファミリー』でした。
あの濱田岳さんも好きだったなあ。
演じていたのは、二宮和也さん演じる鳴沢温人の友人で、元刑事の東堂樹生。
『VIVANT』では東条、『マイファミリー』では東堂。
名前、ちょっと似てますね。
ただ役柄は真逆でした。
東堂はとにかく苦しい。
娘を取り戻したくて、そのために間違ったことまでしてしまう。
やってることを肯定はできません。できないんだけど、濱田岳さんの演技を見ていると「この人、ここまで追い詰められてたのか」というところまで伝わってきましたね。
だから単純な悪役に見えない。
そこが忘れられないです。
実際、濱田岳さんはこの東堂役で第112回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演男優賞を受賞しています。「苦悩と狂気」「迫真の演技」といったところが評価されていました。
『VIVANT』ではあんなにかわいい東条を演じて、『マイファミリー』では見てるこっちまで苦しくなる東堂を演じる。
振り幅、すごくないですか?
濱田岳さんって「コミカルな俳優」のイメージが強いと思うんですけど、私はシリアスな役もかなり好きです。
濱田岳はプロポーズ大作戦のツルが最高!私が一番好きな役
私が最初に濱田岳さんを見て「この人いいなあ」と一番強く思ったのは、『プロポーズ大作戦』かもしれません。
山下智久さんと長澤まさみさん主演で、2007年に放送されたドラマです。
濱田岳さんが演じていたのは鶴見尚。通称ツル。
山P演じる健の高校時代からの親友で、お調子者のムードメーカーです。
このツルがもう、最高でした。
主演はもちろん山下智久さんと長澤まさみさんだし、物語の中心も健と礼の恋。
でも山P、長澤まさみさん、榮倉奈々さん、平岡祐太さん、濱田岳さんの5人で集まってる場面って、ツルがいるだけで空気がぐっと楽しくなる。
そして榮倉奈々さん演じるエリのことが大好き。
ちょっとカッコ悪かったり、いじられたりもするんですけど、一途だから応援したくなる。
今思い返してもいい役だったなーと思います。
今回、東条を見て笑ってしまったとき、「あ、私がツルを好きだったのもこういうところだったのかも」と急につながりました。
主役の隣にいるだけで、ドラマの空気がちょっと豊かになる。
簡単そうに見えて、これって結構難しいことだと思います。
濱田岳は釣りバカ日誌で主役も!脇でも主役でも印象を残す貴重な俳優
これだけ名脇役として記憶に残るのに、主役もできるんですよね。
代表的なのが『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』です。
映画版では西田敏行さんの代表作だったハマちゃんを、連続ドラマ版で濱田岳さんが演じました。
しかもこれ、濱田岳さんにとって地上波連ドラのゴールデン帯初主演。
相手はあの国民的作品の主人公です。ハードルの高さがすごい。
それでも「濱田岳版のハマちゃん」としてちゃんと成立してるのが、もう。
こうして並べてみると、やっぱり貴重な俳優さんだなと思います。
『プロポーズ大作戦』では主役の隣でいい味を出して、『マイファミリー』ではドラマの核になる重い役を背負って、『釣りバカ日誌』では堂々と主演を張る。
そして『VIVANT』。
主役を食わないのに、絶対に印象に残る。それでいて、自分が主役なら作品を背負える。
『VIVANT』第15話を見て、「今回ほど濱田岳さんが可愛いと思ったことはない」という感想に心から共感しました。
乃木に追われてもかわいい。
Fに怯えてもかわいい。
野崎に29cm上から見下ろされて生唾をゴクリとしても、なぜかちょっと面白い。
それでいて、決してふざけてはいない。
この絶妙なバランスこそ、濱田岳さんの演技力なんだと思います。
『VIVANT』はずっと緊張しっぱなしのドラマなので、東条が出てくると正直ホッとします。
これから東条が出てくるたびに、ストーリーとは別の意味でも「今度は何が起こるんだ」と楽しみになっちゃいます。
※「VIVANT、今から見始めても面白い?」という方はこちら



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