ライオンの隠れ家みっくん役がうまい!坂東龍汰の経歴と役作り

TBSドラマ『ライオンの隠れ家』を見ていて、

「みっくん役の俳優さん、本当に演技がうまい……」

と思いませんでしたか?

視線の動かし方や話すテンポ、指先の細かな動き、予定が変わったときのパニック。

一方で、動物や色について話すときは、急に目が輝いて生き生きする。

あまりに自然だったので、

「みっくん役の人は誰?」

「坂東龍汰さん本人も自閉症なの?」

「実在する人がモデルなの?」

と気になった人も多いのではないでしょうか。

この記事では、『ライオンの隠れ家』のみっくん役を演じた坂東龍汰さんの経歴や役作り、みっくんの病気や障害、モデル、絵を描いた人などについてまとめます。

ライオンの隠れ家みっくん役は誰?俳優は坂東龍汰

『ライオンの隠れ家』で、みっくんこと小森美路人を演じた俳優は坂東龍汰さんです。

項目 内容
役名 小森美路人(こもり・みちと)
呼び名 みっくん
俳優 坂東龍汰
生年月日 1997年5月24日
出身 アメリカ・ニューヨーク生まれ、北海道育ち
俳優デビュー 2017年
みっくんの設定 自閉スペクトラム症の青年

坂東龍汰さんは、『ライオンの隠れ家』が放送された2024年当時27歳でした。

 

ライオンの隠れ家のみっくんは何歳?年齢は26歳前後と推測

『ライオンの隠れ家』のみっくんこと小森美路人の年齢は、公式には明かされていません。

ただし、作中の時系列から考えると、みっくんは26歳前後である可能性が高そうです。

第1話に登場した昔の家族写真の裏には、

「2004年4月・洸人10歳・美路人6歳・愛生16歳」

と書かれていました。

ドラマの舞台は2024年なので、2004年当時6歳だったみっくんは、単純に20年後の26歳と考えられます。

ただ、誕生日の時期によっては27歳になっている可能性もあります。

そのため、正確には「26~27歳くらい」と考えるのが自然かと。

みっくん役の坂東龍汰さんも、ドラマ放送開始時の2024年10月には27歳でした。

演じる坂東龍汰さんと、みっくんはほぼ同年代という設定だったようですね。

 

ライオンの隠れ家みっくん役がうまい!演技に引き込まれた

みっくん役、やっぱりうまかったですよね。

自閉スペクトラム症の役だからうまく見えたという単純な話ではなく、坂東龍汰さんの演技には、みっくんの感情がきちんと見えていました。

たとえば、いつもの予定が変わってしまったとき。

みっくんは大きな声を出したり、パニックになったりします。

しかし、ただ激しく反応しているのではありません。

その前から少しずつ呼吸や視線が変わり、

「不安になってきた」

「どうしていいかわからない」

という気持ちが伝わってきます。

一方で、動物や色の話になると、表情がパッと明るくなる。

ライオンやシマウマの生態について話すセリフや、色を細かく見分ける場面では、みっくんの得意なことや楽しさが伝わってきました。

坂東龍汰さんは、この小さな変化を自然に見せていたと思います。

だから、みっくんが実際に生活している一人の青年に見えたんだと思います。

坂東龍汰はなぜみっくんをうまく演じられた?役作りがすごかった

坂東龍汰さんは、『ライオンの隠れ家』の撮影が始まる約1か月前から、自閉スペクトラム症の人たちが通う「さくらんぼ教室」を訪れていました。

教室では、実際に授業を一緒に受けたり、会話をしたりしながら交流を続けたそうです。

 

特定の一人をみっくんのモデルにしなかった

みっくんには、モデルになった特定の実在人物はいません。

坂東龍汰さんも、自閉スペクトラム症といっても特徴や性格、好きなことは人によって違うため、誰か一人をそのまままねしないようにしたと話しています。

たしかに、みっくんを「自閉症の人はこういう人」と決めつけるように演じていたら、もっと作られた人物に見えていたかもしれません。

いろいろな人と交流しながらも、最終的には坂東龍汰さんの中で、

「小森美路人はこういう人」

という人物像を作ったんですね。

 

坂東龍汰の経歴にも演技がうまい理由があった

坂東龍汰さんは、北海道にあるシュタイナー教育の学校で、小学校から高校まで学びました。

学校の授業には演劇があり、卒業公演では東京から来た演出家の指導を受けています。

この経験をきっかけに俳優を目指し、2017年にドラマ『セトウツミ』でデビューしました。

翌2018年には『花へんろ 特別編 春子の人形』で主演。

その後も、

『夢中さ、きみに。』

『真犯人フラグ』

『ユニコーンに乗って』

『RoOT/ルート』

映画『フタリノセカイ』

映画『君の忘れ方』

など、さまざまな役を演じています。

坂東龍汰さんは、子どもの頃からテレビドラマをたくさん見て育ったのではなくて

演劇や絵、音楽、体を使った表現などに触れながら、想像力を育ててきたようです。

みっくんの表情や動きをただ再現するのではなく、内側の気持ちから演じているように見えたのは、こうした経験も関係しているのかもしれません。

柳楽優弥との本当の兄弟のような関係も演技につながった

みっくんの演技がうまく見えた理由には、兄・洸人を演じた柳楽優弥さんの存在も大きかったようです。

坂東龍汰さんは、小学生の頃から柳楽優弥さんのファンでした。

ただ、これまで柳楽さんが演じてきた役の印象から、会う前は少し怖い人なのではないかと思っていたそうです。

実際に会ってみると柳楽さんはとても優しく、坂東さんが演技に悩んだときも、自由に演じられるよう受け止めてくれました。

ドラマを見ていても、洸人とみっくんの間には長年一緒に生活してきた兄弟独特の空気がありましたよね。

やさしく見守っているけれど、少し疲れている洸人。

お兄ちゃんを頼り切っているようで、実は洸人をよく見ているみっくん。

坂東さんは撮影が終わることが寂しく、クランクアップでは号泣してしまったそうです。

ライオンの隠れ家みっくんの病気は?自閉症や障害の程度

みっくんは、ドラマの中で自閉スペクトラム症の青年として描かれています。

「みっくんの病気は何?」

「知的障害もあるの?」

「障害の程度はどのくらい?」

と気になる人もいると思います。

しかし、公式に明かされているのは、みっくんが自閉スペクトラム症であるということだけ。

自閉スペクトラム症は、人とのコミュニケーションや環境の変化に難しさを感じたり、特定のものに強い興味やこだわりを持ったりする発達特性です。

特徴の現れ方は一人ひとり違います。

みっくんの場合は、

  • 決まった時間や予定を大切にする
  • 急な予定変更が苦手
  • 動物や色について豊富な知識がある
  • 見た色を細かく記憶できる
  • 気持ちを言葉にするのが難しいことがある
  • 強い不安を感じるとパニックになる

といった姿が描かれていました。

ただ、これはあくまで「小森美路人」という人物の特徴で

自閉スペクトラム症の人が、全員みっくんと同じというわけではありません。

坂東龍汰本人も自閉症なの?

坂東龍汰さん本人が、自閉スペクトラム症だと公表している事実は確認できません。

あまりにも演技が自然だったので、

「本人なのでは?」

と思った人もいたようです。

しかし、坂東さんは実際の施設に何度も足を運び、資料を読み、監督や監修者と相談しながら、みっくんを作り上げています。

それだけ時間をかけて役と向き合った結果、本当にみっくん本人がそこにいるような演技になったのでしょう。

ライオンの隠れ家みっくんの絵は誰が描いている?

『ライオンの隠れ家』で印象的だったのが、みっくんの描く動物の絵です。

特に、第1話に登場したライオンの家族の絵。

独特な色使いと迫力があって、見終わった後もすぐ思い出せるくらい印象に残っています。

みっくんの絵を実際に描いているのは、福岡県を拠点に活動している画家・太田宏介さんです。

太田宏介さんには、重い自閉症と知的障害があります。

ドラマの制作スタッフから「親子のライオンを描いてほしい」と依頼され、約2か月かけてライオンの絵を完成させました。

みっくんの部屋に飾られていた動物の絵や、職場に登場するイラストにも、太田宏介さんの作品が使用されています。

坂東龍汰さん本人が絵を描いていると思った人もいるかもしれませんが、劇中のみっくんの絵を担当したのは太田宏介さんです。

みっくんの絵はどこで見られる?

太田宏介さんの作品は、福岡県太宰府市にある「太田宏介アトリエ館」や個展などで見ることができます。

ただし、『ライオンの隠れ家』に登場した絵が、いつも展示されているとは限りません。

展示内容や個展の日程は時期によって変わります。

みっくんの絵が気になった人は、太田宏介さんの作品を見てみると、ドラマで感じた色彩の魅力をさらに楽しめそうです。

私もいつか行ってみたいです。

みっくんの服やTシャツ、リュックもかわいい

みっくんといえば、服や持ち物も印象的でした。

動物が描かれたTシャツやカラフルな衣装、リュック、時計、スマホケースなど、みっくんの好きな世界がそのまま形になったようなアイテムが使われています。

ライオンにシマウマ柄の服を選んだ場面もかわいかったですよね。

シマウマについて一生懸命説明するみっくんと、その服を着てくれるライオン。

みっくんにとって動物は、知識を披露するためだけのものではなく、人とつながるための大切な存在だったのだと思います。

ゴーグルをつけたり、時計で時間を確認したりする行動も、みっくんが気持ちを落ち着かせ、安心して生活するための方法として描かれていました。

衣装や小物まで含めて、みっくんという人物が作られていた感じがします。

みっくんの口癖やセリフ・名言も心に残る

みっくんには、わかりやすい一つの口癖があるというより、独特な話し方や言葉の選び方がありました。

動物の生態を正確に説明したり、色を番号で覚えていたり、好きなことについては止まらないくらい話したり。

そのセリフが、みっくんのかわいさにもつながっていました。

また、ライオンとの関係を動物の群れになぞらえて、「同じプライドの仲間」と考えていたところも印象的です。

最初は突然現れたライオンを受け入れられなかったみっくん。

それでも少しずつ距離を縮め、最後には守りたい大切な家族になっていました。

言葉数は多くなくても、みっくんの短いセリフには、相手を思う気持ちがぎゅっと詰まっていましたね!

みっくんの先生や職場は?プラネットイレブンで働くアーティスト

みっくんは、デザイン会社「プラネットイレブン」でアーティストとして働いています。

職場のデザイナー兼CEOは、平井まさあきさん演じる船木真魚です。

船木はみっくんの絵の才能を高く評価し、仕事だけでなく生活面でも支えてくれる存在でした。

平井まさあきさんもすごくいい味出していました!

学校の先生というより、みっくんの得意なことを理解し、社会で力を発揮できるように支えてくれる上司ですね。

職場には、森優作さん演じる小野寺武宏もいます。

小野寺も自閉スペクトラム症のアーティストで、みっくんにとっては同僚であり、自分の少し先を歩いている友達のような存在でした。

家族だけでなく、職場にもみっくんを理解してくれる人がいる。

この環境があったからこそ、みっくんは少しずつ新しいことに挑戦できたのだと思います。

みっくんの幼少期を演じた子役は加藤竣志

『ライオンの隠れ家』では、みっくんの幼少期も登場しました。

幼少期のみっくんを演じたのは、加藤竣志さんです。

加藤竣志さんは、ドラマの自閉スペクトラム症監修を担当した伊庭葉子さんが代表を務める「さくらんぼ教室」に実際に通っています。

坂東龍汰さんも撮影前から教室に通い、加藤さんを含む生徒たちと交流していました。

幼少期のみっくんから、大人のみっくんへ。

違う人が演じているのに、表情や雰囲気が自然につながって見えたのもすごかったですね。

ライオンの隠れ家みっくんの最後はグループホームへ

最終回でみっくんは、自分の意思でアートグループホーム「オービットハウス」で暮らすことを決めます。

ずっと洸人と一緒に暮らし、お兄ちゃんを頼りにしてきたみっくん。

そのみっくんが自分から家を出て、新しい生活に挑戦することを選びました。

一方の洸人も、自分の人生を生きるため、大学へ入り直す道を選びます。

兄が弟を置いていったわけでも、弟が兄を必要としなくなったわけでもありません。

お互いを大切に思っているからこそ、それぞれの人生へ進む。

『ライオンの隠れ家』は、みっくんが守られるだけの物語ではなく、みっくん自身が人と出会い、友達を作り、自分で未来を選ぶまでの物語でもあったのだと思います。

ライオンの隠れ家みっくん役がうまい理由まとめ

『ライオンの隠れ家』のみっくん役を演じたのは、俳優の坂東龍汰さんです。

坂東さんは撮影の約1か月前から「さくらんぼ教室」に通い、実際に自閉スペクトラム症の人たちと交流しながら役作りを行いました。

特定の誰かをモデルにするのではなく、一人ひとり違うということを大切にしながら、小森美路人という人物を作り上げています。

だから、特徴を強調しただけの演技ではなく、みっくんの不安も、楽しさも、かわいさも伝わってきたのでしょう。

坂東龍汰さんは、みっくん役で第122回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演男優賞を受賞しました。

でも、賞を取ったと聞く前から、

「みっくん、本当にうまいよね」

と思っていた人は多かったはず。

演技がうまいというより、本当にみっくんという人がいるような、

そう感じさせてくれる演技でした。

 

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