Tシャツが乾くまで5話感想・考察 充はなぜ帰ってきた?免許証・長野・葬式と6話予告

ドラマ感想

帰ってきたねー、充。

……どうした?

今ごろ??

『Tシャツが乾くまで』第5話の最後、事故からもうすぐ1年というタイミングで、松山ケンイチさん演じる充が、何の前触れもなく咲子の家に帰ってきました。

いやいやいや、ってなりますよね。

ずっと「充、生きてるなら早く帰ってこいよー」って思ってたはずなのに、いざ本当に帰ってきたら「なんで今なの?」って気持ちが先に来てしまう。この矛盾した感情、めちゃくちゃわかります。

しかも咲子がようやく充の物を片付けて、少しずつ前に進もうとしていた、まさにそのタイミング。恐ろしい脚本すぎます。

第5話では充が帰ってきたこと以外にも、バスに残されていた免許証やスマホ、長野の住所、直人が参列した葬式、あずさの児童養護施設での過去など、気になる要素がどんどん増えていきました。そして第6話では、いよいよ充と樹生が対面するらしい。

今回は『Tシャツが乾くまで』第5話を見た感想とあわせて、充はなぜ1年も経ってから帰ってきたのか、私なりに考察していきたいと思います。

※ここからは『Tシャツが乾くまで』第5話のネタバレを含みます。

Tシャツが乾くまで5話感想 帰ってきたねー充!でも今さら?

第5話のラスト、咲子と樹生が家の中を片付けているところにチャイムが鳴ります。デリバリーかな、と思ったら――充。

帰ってきたーーー。

待っていたはずなんです、ずっと。だけど1年近く経ってから、まるで何事もなかったかのように帰ってこられると、「何しに帰ってきたんだよ」という気持ちにもなってしまう。

これ、SNSでも同じように感じた人がかなり多かったです。最初の頃は「充、生きてるなら早く帰ってこい」だったのに、第5話では「いや、今さら帰ってくるなよ」に気持ちが変わってしまったという声も見かけました。

わかるー、その感覚。

咲子はこの1年で、「充が帰ってくるのを待っている人」から少しずつ変わってきました。樹生とご飯を食べたり、一緒に洗濯したり、翔とも関わるようになったり。ようやく新しい日常ができ始めていたところなんですよね。

しかも充と電話で話したあと、咲子自身も樹生が自分にとって別の「大切な人」になっていることに気づいたようでした。

そこへ、

ただいま。

……遅いよ、充。としか言いようがない。

Tシャツが乾くまで5話考察 充はなぜ1年後に帰ってきた?

ここが一番気になるところです。どうして充は1年近く帰ってこなかったのに、今になって帰ってきたのか。

気持ちを整理するのに1年必要だったのか。それとも、帰りたくても帰れない事情があって、その事情が第5話の直前にようやく終わったのか。

私は後者が気になっています。というのも、ちょうど同じ頃に直人が喪服を着ているんですよね。しかも直人はおそらく充と電話で話していて、「咲子さんには言わなくていいのか」というようなニュアンスの会話をしていました。そして直人は「葬式」に行った。そのあと充が帰ってくる。

これ、偶然なんでしょうか。誰かが亡くなったことと充が帰ってきたことが、実はつながっている可能性もありそうです。

充が帰ってきた理由は子供?咲子に言えなかったことがある?

もう一つ気になっているのが、子供のことです。

咲子と千鶴がお酒を飲みながら話している場面を見ていて、なんとなく「咲子は子供のことをもう吹っ切ったのかな」という印象を受けたんですよね。ここ、なぜか引っかかりました。

さらに第5話では、あずさが育った児童養護施設の職員が登場して、「あずさが子供を持っていた」ということにも反応していました。第5話であえて「子供」や「家族」というテーマが再び浮かび上がってきたのが気になります。

もしかして充は本当は子供が欲しかった? でも咲子には言えなかった? あるいは逆に、充の方に子供を持つことについて何か事情があった?

これまでの夫婦の会話を見ていると、咲子は充のことをかなり分かっているつもりだったけれど、実は充が咲子に言っていないことがたくさんありそうです。

「嘘はダメだけど、言いたくないことは言わなくていい」という二人の約束も、優しいルールのようでいて、実は二人の間に大きな秘密を作ってしまったのかもしれません。

子供のことが失踪の直接的な理由なのかはまだ分かりません。ただ、私は、充と咲子の夫婦にまだ明かされていない「家族についての話」があるのでは?と推測します。

Tシャツが乾くまで考察 免許証とスマホをなぜバスに置いて降りた?

そして、ずーっと気になっているのがこれです。

充の免許証やスマホなどの持ち物が、なぜ事故に遭ったバスの中に残っていたのか。充が事故の前にバスを降りていたこと自体は分かりました。でも、じゃあなぜ荷物を置いたまま降りたのか。ここがまだしっくりきません。

最初から失踪するつもりだったなら、普通はスマホや免許証くらい持っていきそうなものです。逆に、本当はバスに戻るつもりだったから置いたまま降りた、と考える方が自然な気がします。

そしてもう一つ。一緒にいたあずさは、充がバスに戻っていないことに気づかなかったのでしょうか。ここも謎のままです。

「充だけが途中で降りた」という事実が判明したことで謎が一つ解けたように見えて、実は新しい謎が増えている、というのが今の状況な気がします。

充の免許証の末尾「6」も気になる

そしてSNSの考察で話題になっているのが、充の免許証番号。第1話で映った免許証の番号の末尾が「6」に見えるというものです。

警察庁の資料によると、運転免許証番号の最後の1桁は「再交付記号」で、亡失などによる再交付回数を表す仕組みになっているそうです。0回なら「0」、1回なら「1」と増えていく、という理屈。

つまりドラマの免許証が本当に末尾「6」だとしたら、充は免許証を6回再交付していることになります。6回ってなかなかの数字ですよね。

単なる小道具なのか、忘れ物が多い人という設定なのか、それとも充が過去にも名前や居場所を変えるような人生を送ってきたことを示しているのか。免許証まで伏線だったら、それはそれですごいです。

Tシャツが乾くまで長野の住所は何だった?あずさが行きたかった場所?

第5話の冒頭、咲子は充のスマホに残っていた長野の住所を訪ねました。ところが、そこに住んでいる人は充のことは知らない様子。

え? じゃあ何なの、あの住所。

わざわざ充がスマホに残していたということは、何か意味があるはずですよね。私は、充ではなく、あずさが行きたかった場所だった可能性もあるのでは、と思っています。

事故の日、充は咲子に「夜には帰るから」というようなことを言って出かけていました。一方のあずさは樹生に、翔の知らない友達と出掛けてくる、というような説明をしていました。つまり最初から二人とも、長野へ行くこと自体に何か目的があったのではないでしょうか。ただのデートなら、わざわざ長野まで行く理由がまだ見えてこないんですよね。

充とあずさは同じ施設で育った?

ここで気になるのが、あずさが児童養護施設で育ったこと。もしかしたら充も同じ施設、あるいは別の児童養護施設で育ったのでは、という可能性もありそうです。

ほかの考察記事でも「あずさと充が同じ施設出身なのでは」という説が出ていて、私もこれ、結構ありそうだと思っています。

あずさと充が男女の関係だったというより、お互いの過去を知っている人だった。家族には話せないことを話せる相手だった。だから毎月会っていたし、だから一緒に長野へ行った。そう考えると、二人の距離が近いのに「恋愛っぽさ」がそこまで強くないことにも説明がつく気がします。

ただ、同じ施設だったという事実は現時点では明かされていないので、ここは第6話以降待ちですね。

高橋文哉は誰の葬式に行った?元理髪店の店主説も気になる

第5話でかなり気になったのが、高橋文哉さん演じる直人。喪服で事故現場に現れて、樹生とあのバチバチの蕎麦屋へ向かいます。

あの二人の蕎麦屋のシーン、よかったですよねー。仲良くなる気配ゼロなのに一緒に蕎麦を食べる。しかも直人、あんなに嫌そうなのに蕎麦をおごるんです。なんなんだ、この二人。

そして気になるのが、直人は誰の葬式に行っていたのか。SNSでは「充に関係する人物では?」という考察がかなり出ています。直人が電話で、咲子には知らせなくていいのか、という趣旨のことを充に確認していたように見えたからです。

さらに気になる説があります。喫茶店「ひこうき」は、以前は理髪店だったという設定。サイドストーリー第1.5話では、伊武雅刀さん演じる常連客・金田が登場し、以前の理髪店やその店主についての話も出ていました。

そのためSNSや考察記事では、直人が行ったのは元理髪店店主の葬式では? という説も出ています。これ、もし当たっていたら、喫茶「ひこうき」、充、直人、長野、葬式、全部がつながってくる可能性があります。

「あの常連のおじさん、何かありそうだなー」と思って見ていましたが、サイドストーリーまでちゃんと見た方がよさそうです。

蒼井優の電話シーンがすごかった

第5話で個人的に一番見入ったのは、咲子と充の電話シーンです。

蒼井優さん、すごかったですね。充と久しぶりに話せたのに、聞きたいことを全部ぶつけるわけではない。泣いている。怒っている。会いたい。でも傷つけられている。それなのに充は、咲子が聞いたことにほとんど答えてくれません。

見ているこっちは「充、質問に答えて!」ですよ、ほんとに。

SNSでも「なんで咲子はキレないの?」「私ならもっと怒ってしまう」という声が多く見られました。わかる、その気持ち。

しかも充、咲子が泣いていることが分かっていそうなのに普通に「元気?」って聞いてくるし、「なんでいなくなったのって聞かないの?」みたいなことまで言う。いや、だったら自分から話してくれー、と思ってしまいます。

でも、この会話を怒鳴り合いにせず、咲子の揺れている気持ちを見せる蒼井優さんの演技は本当に圧巻でした。脚本の生方美久さんも、蒼井優さんの演技について以前から強く惹かれており、本読みの段階からその表現力に圧倒されたとコメントしています。

Tシャツが乾くまで5話のSNS口コミ 「充、今さら帰ってくるな」が増えた?

第5話放送後のSNSを見ていると、一番多かったのはやっぱり充へのモヤモヤでした。

「あんなに帰ってきてほしかったのに、今は帰ってこないでと思ってしまった」という反応。あとは「咲子がよく怒らずに電話できるな」「聞かれたことに答えない充がしんどい」「スマホや免許証を全部バスに置いたまま降りた理由がまだ分からない」といった声も目立ちました。

考察としては、直人が行った葬式と充が帰ってきたことが関係しているのではないか、充とあずさには長野で会わなければならない人物がいたのではないか、という声もありました。

そして樹生の「一緒に暮らしませんか?」にも反応が集まっていました。付き合ってくださいを飛ばして、一緒に暮らしませんか、って確かにすごい発言ですよね。でも樹生の場合、「恋人になりたい」というより、一緒の空間でそれぞれ普通に生活したい、という感覚なのかもしれません。まあ、かなり咲子のこと好きそうですけどね。

個人的に共感したのが、このドラマにはそこはかとなく嫌な人がちゃんと出てくるから面白い、という感想です。直人もちょっと嫌。宮内もちょっと嫌。樹生も時々嫌。充も第5話でだいぶ嫌。でも完全な悪人ではない。みんないい人、みんな優しい、というドラマではないからこそ、誰の気持ちにも100%乗れなくて、そこが逆に面白い。

Tシャツが乾くまで6話予告|充と樹生がついに対面

そして第6話。もう楽しみすぎます。

公式の第6話あらすじでは、帰ってきた充と咲子、樹生の3人が初めて顔を合わせ、充がこの1年間について少しずつ語り始めることが明らかになっています。

予告では、充と樹生がついに対面。「妻がお世話になりました」という、なんとも言えない挨拶が交わされます。妻と会っていた男。その妻の夫。さらに、その男の妻と今かなり親しくなっている夫。ややこしすぎる関係です。

樹生も当然、「あの日、なぜ妻を連れて行ったのか」を聞きたいはずです。そして第6話では、充がこの1年間どこで何をしていたのかも少しずつ語られるようです。

これでようやく、なぜバスを降りたのか、なぜあずさをそのまま行かせたのか、なぜ家に帰らなかったのか、なぜ直人とは連絡を取っていたのか、なぜ今になって帰ってきたのか。このあたりが一気につながっていくのでしょうか。

来週、楽しみすぎます。

Tシャツが乾くまで5話感想・考察まとめ

第5話を見終わって、結局また謎が増えました。

充は帰ってきた。でも、帰ってきたことで謎が解けたどころか、「じゃあ、この1年何してたの?」が一番大きな謎になった、というのが正直な感想です。

個人的に気になっているのは、充が帰ってきたタイミングと直人が参列した葬式、長野の住所、バスに残されたスマホと免許証、そして充とあずさの過去です。さらに、二人が児童養護施設という共通点でつながっていた可能性や、充と咲子の間に子供についてまだ語られていないことがある可能性も気になります。

そして何より、せっかく咲子が前に進もうとしたところで帰ってきた充。タイミングよ、と言いたくなります。

第6話、咲子、充、樹生の3人がどんな会話をするのか、早く見たいです。

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