山田裕貴さんって、ほんとに演技うまいですよね。
最近、日曜劇場『GIFT』を見てて、あらためてそう思いました。
もともと演技力のある人だとは思ってたんですけど、『GIFT』で山田裕貴さんが演じる宮下涼を見てたら、「セリフがうまい」とか「泣きの演技がうまい」とか、そういうレベルじゃないなって。
特にグッときたのが、堤真一さん演じる伍鉄に「俺って変われると思うか」って聞く場面!
あのシーン、ほんとに良かった…。
強がってるようにも見えるし、
本当は誰かに「変われるよ」って言ってほしいようにも見える。
そういう言葉にならない気持ちまで伝わってきて、思わず泣いちゃいました。
というわけで今回は、山田裕貴さんの演技って、なんでこんなに引き込まれるの?ってことを、『GIFT』『爆弾』『ヒノマルソウル』あたりを見ながら、私なりにまとめてみます。
山田裕貴の演技が上手いと感じる理由は「感情を出しすぎない」ところ
山田裕貴さんの演技で私が一番「うまいなあ」って思うのは、感情を全部わかりやすく出しすぎないところ。
悲しいから大泣きする。
怒ってるから怒鳴る。
苦しいから苦しそうな顔をする。
もちろんそういう演技もあるんですけど、山田裕貴さんはその手前の気持ちを見せるのがうまいんですよね。
目線とか、声のトーンとか、ちょっとした間とか。
「あれ、この人なんか言いたそう」
「本当は違うこと考えてない?」
って思わせてくるかんじ。
だから見てるこっちが、役の気持ちを勝手に想像しちゃう。
「はい、演技してます!」って感じじゃなくて、その役の人が本当にそこにいるみたいに見える瞬間がありませんか?
演技がうまい俳優さんってたくさんいるけど、山田裕貴さんは派手に感情を出さなくても、見てる側に想像させるタイプなのかなって思います。
山田裕貴の演技がGIFTですごい!宮下涼の苦しさがリアル
『GIFT』で山田裕貴さんが演じてるのは、車いすラグビーチームの選手・宮下涼。
高校時代の事故で車いす生活になって、今は車いすラグビーにガチで取り組んでます。
でもチームはなかなかうまくいかない。
自分も前に進みたいのに、どこか過去から抜け出せない。
この涼がね、見ててほんとに苦しいんですよ。
変わりたい。
でも、どう変わればいいのかわかんない。
人に頼りたい気持ちはあるのに、弱いところはそう簡単に見せられない。
そのもどかしさを、山田裕貴さんがめちゃくちゃ自然に演じてるんです。
で、やっぱり忘れられないのが、伍鉄のところに行って「俺って変われると思うか」って聞くあの場面。
「助けてほしい」とは言わないんですよね。
でも、ほんとは誰かに助けてほしいんじゃないの?って思わせる。
ずっと強がってた人が、ちょっとだけ弱いところを見せた感じがして、気づいたら泣いてました。
「いや、すごい俳優さんだな…」ってあらためて思った瞬間です。
しかも『GIFT』のすごいところは、気持ちの演技だけじゃないんです。
山田裕貴さん、撮影に向けて実際に競技用の車いすを使って、車いすラグビーの練習もしてる。
競技用の車いすって、前に進むとか止まるとか、それだけでも難しいらしいです。
そこから練習して、ドラマの中ではずっと車いすラグビーをやってきた宮下涼にちゃんと見えるんだから、ほんとすごい。
演技って表情やセリフだけじゃなくて、体の動かし方まで含めてひとりの人物を作ってるんだな〜って思いました。
山田裕貴の演技は映画『爆弾』でもすごい!GIFTとはまるで別人
山田裕貴さんの演技の幅を感じるなら、映画『爆弾』もぜひ。
演じてるのは、警視庁捜査一課の刑事・類家。
『GIFT』の宮下涼とは、もう完全に別人です。
宮下涼は、傷ついてて不器用で、気持ちをうまく言葉にできない人。
一方の類家は、頭の回転が速くて観察眼もするどい。
なのに、どこか危うさもある人なんですよね。
佐藤二朗さん演じるスズキタゴサクと向き合うシーンは、とにかく緊張感がすごい!
でも山田裕貴さん、ただ「頭のいい刑事」をやってるわけじゃないんですよ。
目線も姿勢も話し方も、相手を見るときの空気まで、全部が類家になってる感じ。
撮影のときも、監督から「タゴサクの周りを歩く」って演出を提案されたのに、山田裕貴さんは「類家なら相手から目を離さないんじゃないか」って考えて、その場から動かないことを提案したんだそうです。
そこまで役になりきって「この人ならどうする?」って考えてるんですね。
俳優さんって、監督に言われた通りに演じるだけじゃないんだ!ってびっくりしました。


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